善勝寺だより 第50号 平成17年3月10日発行 発行責任者 明 見 弘 道 |
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◇花園会のコーナー◇
「今年、米寿・百才・成人(20才)を迎えられる方はお知らせ下さい。
本山より記念品がもらえます」と前回ご案内したところ、これまで2名の方の申し込みがありました。1人は成人になられた方で、法事の時。もう1人米寿の方は、施餓鬼会に皆様の前でお渡しできるよう申請しています。
他に対象者の方がおられましたら、ご遠慮なくお申し出下さい。本山に志納金を納めるのかという質問がありましたが、無料です。ただし対象は、当寺檀徒として本山に登録してある方、およびその同居の家族のみとなります。
◇一口メモ◇
涙の話仏教で百ヶ日忌のことを、『卒哭忌』と言います。泣くことをやめる、卒業すると言う意味です。家族の一員を亡くして悲しみに明け暮れ、四十九日忌を過ぎても涙と卒業できません。思いだすたび、人と会って話していても、話題が故人の事となると、涙が出てしまいます。
ですが、百ヶ日忌には涙ともお別れをしましょうということで『卒哭忌』 との別名がついたものと思われます。
ところで、この涙にはコルチゾールという物質が含まれていると聞きました。人間いろいろなストレスを受けると、血液中にコルチゾールというホルモンが多くなるそうです。そこで涙を流すことは、このホルモンを外に出す働きを受け持つわけで、悲しくて泣くときの涙、感激の涙、嬉しいときの涙、笑いすぎての涙、悔しいときの涙、いろいろありますが、泣くこと涙を流すことを我慢することは良くないらしいのです。子供でもそうですが、うんと泣いた後は、ケロッとしています。
純愛もののドラマ、映画などを見て涙を流すというのもストレス解消にはとても良いということになります。
涙した後、立ち上がると書くのが、『泣』という漢字の由来でもあります。
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