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善勝寺だより 第82号gou号平成25年3月4日発行発行責任者 明見弘道 (1ページ) |
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今年も寒い冬でしたね。朝は氷点下の昨今ですが、境内には蕗(ふき)の薹(とう)が顔を出し始めました。先日七つほど取って、みじん切りにしてごま油で炒め砂糖と味噌で味付けして頂きました。
スーパーで買うのと違い、小さく堅くしまっていて苦味も強く、私は大好きです。お酒もご飯も進みました。
檀信徒の皆様に於かれましては如何お過ごしでしょうか。
修正会(正月の大般若祈祷)には多数ご参拝下さり誠に有り難うございました。3日には第4回目となりました林家たけ平さん三遊亭吉窓さんによる落語会を開催し、大いに笑いました。
吉窓師匠の落語は、禅問答がもとである「蒟蒻問答」でした。
後片付けをして、落語家さんと役員でおせちを頂きながらの新年会をしましたが、師匠は「落語は寺でするに限る」と言いながら飲んでいました。
さて、まもなく東日本大震災から2年になろうとしています。地震と津波は自然災害として諦めもつきますが、福島の原発事故だけは諦めきることができません。加須市の元騎西高校のそばの道はいつも車で通るのですが、双葉町から避難された多くの方が未だに元の教室で生活されておられます。いつ見ても、元校庭には数十台の車が整然と駐車されています。
中を窺い知ることはできませんが、およそのことは想像でき、心身ともにご苦労なことだと思っております。
山口県に祝島という瀬戸内海に浮かぶ小さな島があります。
この島の対岸に原発の計画が持ち上がったのは30年以上も前のことですが、島の住民は団結し一貫して反対運動を行っています。島の漁協には多額の保証金が提示されたそうですが、「海と山を金で売るなんてとんでもない」と一銭も貰わなかったそうです。「海はわしらのもんじゃないじゃろう」先祖から受け継がれてきたもの、そのままの状態で次へと渡していかなければいけないものとの考えで反対運動を続けているとのことです。
日本全体が原発のない島であって欲しいと願っています。
弘道
『ご案内』春季彼岸会と法話会
例年のごとく、お彼岸の中日(春分の日)に彼岸法要を厳修致します。
尚、法要後に法話会も開催しますので、檀信徒の皆様、ご近所お誘い合わせのうえ、多数ご来山下さいますよう謹んでご案内申し上げます。
記
3月20日(水曜日)
午後2時より、彼岸法要
午後2寺30分から、法話会
午後3時30分終了予定
*ご供養料、塔婆料(1基3,000円)は玄関受付にて役員にお渡し願います。
また、彼岸の塔婆を建てられる方は、お早めに電話やFAXまたはメールでお申し込み下さい。
なお、そのさい施主名のほか、戒名、お参り予定日もご記入願います。
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