善勝寺だより 第99号
平成29年6月26日発行
発行責任者 明見弘道
平成29年6月26日発行
発行責任者 明見弘道
暑中お見舞い申し上げます。
檀信徒の皆様におかれましてはご益々清祥のこととお察し申し上げます。
6月松風(しようふう)買わば、人間恐らくは値(あたい)無(な)からん
今年も暑い夏がやってきました。気温が体温を超えるときついですよね。皆様も熱中症にならないようお気をつけください。 右の禅語は、「真夏の暑い盛りに、心地よい涼風は何よりもありがたいもので、この人間の世界でもしいくらか値段をつけようとしても、とてもつけられはしないだろう」といった意味であります。
6月と言っても、旧暦ですから、今の暦ですと7月から8月、一番暑い盛りです。松風は、そのまま松を吹く風、涼風です。暑さを忘れて外で一生懸命働いているとき、自然の風がスーッと吹いてくるとなんともいえない心地よいものです。エアコンの効いたビルで働いているものには味わえない気分ではないでしょうか。
坂村真民(仏教詩人)さんの詩の中に「仏法とは涼しい風である」という言葉があります。風とは不思議なもので、姿も形もなく、つかむこともできませんが、全身で感じることができます。仏様もまた、姿も形もなく、捉えることもできませんが、ただ全身で感じ取れるものでしょう。
以上は横田南嶺老師(鎌倉円覚寺管長)の著書「人生を照らす禅の言葉」(致知出版社)を元に、私なりにアレンジさせて頂きました。
この本と、同じく南嶺老師の「二度とない人生だから、今日一日は笑顔でいよう」(PHP研究所)は坂村真民さんの詩を通して、生きるとは何か、愛するとは何か、家族とは、平和とはなど、さまざまな問いに答えておられます。
また、「祈りの延命十句観音経」(春秋社)は、ロングセラーです
お勧め図書です。多くの方に読んで頂けたらと願っています。
6月と言っても、旧暦ですから、今の暦ですと7月から8月、一番暑い盛りです。松風は、そのまま松を吹く風、涼風です。暑さを忘れて外で一生懸命働いているとき、自然の風がスーッと吹いてくるとなんともいえない心地よいものです。エアコンの効いたビルで働いているものには味わえない気分ではないでしょうか。
坂村真民(仏教詩人)さんの詩の中に「仏法とは涼しい風である」という言葉があります。風とは不思議なもので、姿も形もなく、つかむこともできませんが、全身で感じることができます。仏様もまた、姿も形もなく、捉えることもできませんが、ただ全身で感じ取れるものでしょう。
以上は横田南嶺老師(鎌倉円覚寺管長)の著書「人生を照らす禅の言葉」(致知出版社)を元に、私なりにアレンジさせて頂きました。
この本と、同じく南嶺老師の「二度とない人生だから、今日一日は笑顔でいよう」(PHP研究所)は坂村真民さんの詩を通して、生きるとは何か、愛するとは何か、家族とは、平和とはなど、さまざまな問いに答えておられます。
また、「祈りの延命十句観音経」(春秋社)は、ロングセラーです
お勧め図書です。多くの方に読んで頂けたらと願っています。
施餓鬼会に関しましては、別紙ご案内などをご覧頂き、多数ご参拝下さいますようご案内い申し上げます。
当寺の墓地にご先祖様が眠っておられる方は、お盆の供養として塔婆1基以上お申し込み頂きますようお願い申し上げます。
法要と法要の間の1時間は、自由参拝時間となっています。
着座されない方も、まず受付を済ませ、焼香と水向けをされたうえで、塔婆をお受け取り下さいますようお願い致します。
また、盆中にお参りできなかった方のお塔婆は、寺で各墓所にお建てして供養致します。
皆様におかれましては、時節柄ご自愛下さいますよう、お祈り申します。
当寺の墓地にご先祖様が眠っておられる方は、お盆の供養として塔婆1基以上お申し込み頂きますようお願い申し上げます。
法要と法要の間の1時間は、自由参拝時間となっています。
着座されない方も、まず受付を済ませ、焼香と水向けをされたうえで、塔婆をお受け取り下さいますようお願い致します。
また、盆中にお参りできなかった方のお塔婆は、寺で各墓所にお建てして供養致します。
皆様におかれましては、時節柄ご自愛下さいますよう、お祈り申します。
明見弘道合掌
東光山ミニ法話
『魂のふるさと』山田無文老師著より
今日一日に感謝する
臨済禅師のことを記した「臨済録」に「途中に在(あ)って家舎(かしや)を離れず」という言葉があります。結論から言えば、途中がそのまま終点だということであります。
人生というものは、永遠に途中だと思います。科学がいくら研究をしても、もうこれで終点だということがないと同じく、私どもの人生の理想も、いつまでやってみても、もうこれでよいという終点は、なかろうと思うのであります。
わたくしどもの欲求にも終点がなく、また、みんなとともに幸福になるということにも、もうこれでよいという終点はないと思うのです。家舎とはわが家で、心の最も安定する平和な場所であります。つまり終点であります。
そこで途中に在って家舎を離れずとは、人生は永遠に途中であるが、しかも毎日が終点であるということでありましょう。毎日が終点であって、しかも毎日が途中である。途中と終点と矛盾するようで、矛盾しない、そういう人生観が、私は堅実な人生観でないかと思うのであります。
わたくしどもの欲求にも終点がなく、また、みんなとともに幸福になるということにも、もうこれでよいという終点はないと思うのです。家舎とはわが家で、心の最も安定する平和な場所であります。つまり終点であります。
そこで途中に在って家舎を離れずとは、人生は永遠に途中であるが、しかも毎日が終点であるということでありましょう。毎日が終点であって、しかも毎日が途中である。途中と終点と矛盾するようで、矛盾しない、そういう人生観が、私は堅実な人生観でないかと思うのであります。
よく進歩進歩と申します。進歩ということは、足を前へ進めることでありますが、右の足を前へ進めるときには、左の足はしっかり大地を踏んでいなければなりません。左の足を前へ踏み出すときは、右の足が大地を踏みしめていなければなりません。進歩をするためには、いつも片一方の足は固定して踏みしめていなければなりません。
ところが、現代人はどうかしますと、進歩進歩といって両足上げてしまいますから、結局安定を欠いて倒壊してしまうと思うのであります。進歩のつもりで、倒れてしまうような人生には、堅実性はないと思うのであります。
より良き明日を建設するためには、今日が本当に充実されていなければならんと思うのであります。今日をほんとうに充実することが、より良き明日を建設することになるっと思うのであります。
ところが、現代人はどうかしますと、進歩進歩といって両足上げてしまいますから、結局安定を欠いて倒壊してしまうと思うのであります。進歩のつもりで、倒れてしまうような人生には、堅実性はないと思うのであります。
より良き明日を建設するためには、今日が本当に充実されていなければならんと思うのであります。今日をほんとうに充実することが、より良き明日を建設することになるっと思うのであります。
太閤秀吉は「わしは、関白になろう、太閤になろうというような、大それた考えを持ったことは一度もない。足軽の時は、一生懸命足軽の仕事をしていただけだ。そうしたら侍になれた。喜んで侍の仕事をしておったら侍大将になれた。そして大名に、そして関白にというように、その時その時の仕事を一生懸命しておったら太閤になれただけだ」こう太閤さんは言っておられたということです。
この話のとおり、私たちが今日の仕事を充実せずして、より良き明日が建設されるはずはないと思うのであります。今日を感謝せずして、いつの日か喜びの日が参りましょう。
今日を喜び、今日を感謝することによって、私たちは人生の幸福を本当に満喫することができると思うのであります。
この話のとおり、私たちが今日の仕事を充実せずして、より良き明日が建設されるはずはないと思うのであります。今日を感謝せずして、いつの日か喜びの日が参りましょう。
今日を喜び、今日を感謝することによって、私たちは人生の幸福を本当に満喫することができると思うのであります。
(続く)
事務局よりのお願いとお知らせ
その1、線香着火ライターのこと
墓参の時線香に火をつけるライターは各自でご持参頂くようにお願いしております。観音堂の前などに置いてあるライターは、お忘れになった方のために用意しているものです。
特に、お盆・彼岸の時など皆様が使えるように用意しておくことは不可能です。そのため、普段から、線香着火ライターは各自ご持参下さいますようお願いします。
施餓鬼会当日(8月13日のみ)
線香(1束50円)は、墓参用生花と共に、書院玄関にて販売します。
特に、お盆・彼岸の時など皆様が使えるように用意しておくことは不可能です。そのため、普段から、線香着火ライターは各自ご持参下さいますようお願いします。
施餓鬼会当日(8月13日のみ)
線香(1束50円)は、墓参用生花と共に、書院玄関にて販売します。
その2、塔婆施主の連名は2人まで
塔婆の申し込みのことですが、連名は同じ名字で2人までとしています。また、1本の塔婆に2霊の戒名はお書きできません。
善勝寺の檀家の方(墓地確保のみの方除く)は、施餓鬼塔婆1基以上お立て下さいますようお願い致します。次に、この善勝寺便りの宛名(名義人)以外の方が、お申し込みされる場合でも、名義人の氏名を並記願います。
例 伊藤貴子(名義人、山田太郎)
こちらから、お問い合わせすることもありますので、連絡先の電話番号もお忘れなくご記入下さい。
善勝寺の檀家の方(墓地確保のみの方除く)は、施餓鬼塔婆1基以上お立て下さいますようお願い致します。次に、この善勝寺便りの宛名(名義人)以外の方が、お申し込みされる場合でも、名義人の氏名を並記願います。
例 伊藤貴子(名義人、山田太郎)
こちらから、お問い合わせすることもありますので、連絡先の電話番号もお忘れなくご記入下さい。
「わかる仏教講演会」のお知らせ
11月9日(木曜日)クレア鴻巣大ホールにおいて、鴻巣市仏教会並びに仏教研究会主催の「わかる仏教講演会」を開催します。
今年は、臨済宗円覚寺派管長横田南嶺老大師お迎えし、お話し頂くことになりました。
巻頭のお勧め図書に紹介いたしましたが、南嶺老師のご本やお話は、難しい仏教の内容を誰にでもわかるように、説いて頂けるとの評判で、講演会にも引っ張りだこの状態です。
まだ先の話ではありますが、今からご予定に加えて頂き、多数ご来場頂きますようご案内申し上げます。
今年は、臨済宗円覚寺派管長横田南嶺老大師お迎えし、お話し頂くことになりました。
巻頭のお勧め図書に紹介いたしましたが、南嶺老師のご本やお話は、難しい仏教の内容を誰にでもわかるように、説いて頂けるとの評判で、講演会にも引っ張りだこの状態です。
まだ先の話ではありますが、今からご予定に加えて頂き、多数ご来場頂きますようご案内申し上げます。
役員会議事録より
4月19日午後5時より、当寺庫裡において『善勝寺定例総代会』を開催しました。平成28年度会計決算承認の件などを審議し、各議案とも提案通り承認されました。
以下、決議事項を報告致します。
以下、決議事項を報告致します。
- 現状報告に続き、岩間和夫氏より役員を辞任したい旨の申し入れがあったことを報告し、協議した結果辞任の意志が固いようなので此れを受け入れることとした。責任役員の後任には、総代の福島英夫氏を、総代補充は大賀文吉氏を推薦し、後日住職がお願いにあがることとなった。
(その後、大賀氏には承諾いただき 6月23日に懇親会をしました) - 平成27年度の会計決算の件。
収支計算書の報告。(住職)
監事(小川・根岸総代)による監査報告。報告の通り適正であると承認。また、剰余金は、29年度一般会計に繰り越すことを承認。
(檀信徒の皆様には、本決算書を同封しましたのでご確認下さいますようお願いします。) - 施餓鬼会に関する件。
昨年に準じて行うことが了承され、案内に関しては住職に一任。
施餓鬼会申込状況、確認はネットで!
申込状況を当寺ホームページにてお知らせします。
皆様には、できるだけ早めに希望する時間帯の『座』でお申し込み頂き、ある程度集計できた時点(7月下旬予定)で、申込状況をトップページ下段『善勝寺からのお知らせ』に載せます。これをご覧になり、申込の座から、比較的に余裕のある座に変更することができます。一応、変更される場合は、お知らせ下さい。
その後、変更分と後からの申込分を反映した、申込状況を更にネットでお知らせします。(8月上旬)皆様にはその後の変更も可能になります。
パソコンをお持ちの方は、「鴻巣市善勝寺」で検索して下さい。スマートホンの方は、こちらのQRコードをご利用下さい。
皆様には、できるだけ早めに希望する時間帯の『座』でお申し込み頂き、ある程度集計できた時点(7月下旬予定)で、申込状況をトップページ下段『善勝寺からのお知らせ』に載せます。これをご覧になり、申込の座から、比較的に余裕のある座に変更することができます。一応、変更される場合は、お知らせ下さい。
その後、変更分と後からの申込分を反映した、申込状況を更にネットでお知らせします。(8月上旬)皆様にはその後の変更も可能になります。
パソコンをお持ちの方は、「鴻巣市善勝寺」で検索して下さい。スマートホンの方は、こちらのQRコードをご利用下さい。
編集後記
- 『善勝寺だより』お盆号(99号)をお届けします。
- 副住職泰宏和尚(円さん)が結婚しました。新婦は真結さん。都内のホテルで平林寺の老大師が戒師をされ、盛大な式でした。
- 墓参用生花、例年の如く書院玄関にて販売します。
売り切れのないよう補充しますので、是非当山でお買い求め下さい。
尚、販売は8月13日のみです。
2束で1,500円の一種類です。一束売りもしますが、800円となります。 - お墓にペットボトル(ジュース・お茶)缶コーヒー・缶ビールなどをお供えするのはご遠慮ください。
お供えされた物は自宅にお持ち帰りくださいますようお願い致します。 - 同封の書類は、本書の他、施餓鬼法要のご案内(鶯色)・お盆とお施餓鬼(青色)・施餓鬼塔婆申込書(ハガキ)・ハガキの書き方(黄色)・一般会計収支決算書(白色)です。
不明なことは朝9時以降、夕方5時頃までに電話でお問い合わせ下さい。