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第120号 秋彼岸号(令和4年9月7日発行)

善勝寺だより 第120号
令和4年9月7日発行
発行責任者 明見弘道
日日是好日(にちにちこれこうにち)

皆様にはいかがお過ごしでしょうか?
すっかり秋めいてまいりました。稲穂も出そろい、台風などなくこのまま順調に取り入れができますように願ってます。
先月の施餓鬼会には多数ご参拝下さり、誠にありがとうございました。当日は台風が接近するとの予報で朝の内にお墓参りしようと多くの方が9時頃に集中しました。10時からの施餓鬼法要とも重なり170台分の駐車場も満車となりました。その上ゲリラ的な通り雨もあり、かなり混乱しました。
青年部のものが駐車場の誘導係になっていましたが、用意していたレインコートを着る間もなく、びしょ濡れでした。(ご苦労様でした)
午後からは、台風の影響はほとんどなく、無事終わることが出来ました。
さて、右の句「日日是好日」はもう何度かこの便りで紹介しましたが、今回同封しました施本「世界に一つだけの花」(仏教的老いの生き方)にもこの句が出てきますので、改めて取り上げました。
「悟りとは失って初めて気づく大事な事柄を、失う前に知ることである」と喝破された方がいらっしゃる。お互いに、かけがいのない命を頂いて、多くの人たちとの出会いに恵まれて、毎日生かされている。このことの貴さに気がつき感謝して生きる日々こそ、まさに「日日是好日」である。
(圓覺寺派管長横田南嶺老師著「人生を照らす禅の言葉」から引用させて頂きました)

さて、お彼岸が近づいて参りました。今の私の生き様を顧みて、「一日一日大切に生きているのか」「精一杯生きているか」を自身に問うことがお彼岸の意義であります。

ご案内

左記の如く、彼岸法要を厳修致します。
檀信徒の皆様におかれましては、多数ご参拝下さいますよう謹んでご案内申し上げます。120image

9月23日(金曜日)
午後2時より彼岸法要
法要終了後、住職の話
3時終了予定。

*受付はありません。

彼岸供養料、塔婆料(一基6,000円供養料含む)は、本堂内前机にお供え下さい。
(生花の販売はありません)
彼岸の塔婆を建てられる方は、前もって電話やFAXまたはメールでお申し込み下さい。
なお、そのさい施主名のほか、戒名、お参り予定日もご記入願います。

世界に一つだけの花

前のページでも触れましたが、今回彼岸会の「施本」として転法舎発行、曹洞宗真珠院「稲井弘宣」元住職が書かれました冊子を同封致しました。
5~6年前に発行されたもので、和尚さんはその後お亡くなりになられました。
この冊子は今回再版されたものです。
「仏教的老いの生き方」という副タイトルがついていますが、「老い」は私たち高齢者にとって切実な問題です。一部紹介します。

『徘徊と 噂をされて 散歩やめ とか
昼寝して 夜眠れぬと 医者に言い
いびきより 静かな方が 気にかかり
老犬と こぼしたおかず 奪い合い 
アーンして 昔ラブラブ 今介護。
と、
だんだん深刻な川柳が目立ってきます。でも、笑っているうちは幸せです。自分のことではないのですから。

やがて人は老いていきます。人はその老いに向かって生きていかねばなりません。いや、生命あるものすべてがそうです。だから生きる過程が大事なのだと、祖師方は説かれます。
いのちを閉じるとき、悔いのない人生であることがとても大事になってくるのです。』

このあと、御巣鷹山に墜落した飛行機に搭乗して亡くなられた方の手記。
続いて、槙原敬之さんが作られた名曲「ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」
という歌詞が生まれた経緯が述べられています。
最後に「日日是好日」のことが書かれてあり、「みなそれぞれが世界にひとつだけの花であり、みなそれぞれが違った光を放っているのですから……」
で締めくくられてあります。
是非お読み下さいますようお願い申し上げます。

もう20年以上前のことかと思いますが、近くの檀家さんの家に行ったら、お彼岸に配った施本が仏壇にお供えしてありました。そこで、「本はお供えしなくていいので、読んで下さい」と言ったことがありました。
ところが先日あるご婦人が「住職さんにもらった本、読んだ後おじいさん(舅)の位牌の前に置いといたら、娘が来たとき仏壇にお参りし、黙々と読んでましたよ」と言ってくれました。
私はとてもうれしくなり、今度から「施本」は仏壇にお供えして頂くようお願いしようかと思った次第です。 笑。

施餓鬼会無事終わりました

先月の施餓鬼法要には、多数ご参拝頂き誠にありがとうございました。
全国的にコロナ感染が収まらない中、皆様のご協力のもと、無事にお盆の行事を終えることが出来ました。
次に、役員と青年部の皆様には、準備から後片付けまでお骨折り頂きました、この場を借りて御礼申し上げます。
今年の施餓鬼会では、1,500基を超える塔婆の申し込みがありました。
1基につき6,000円納めて頂きましたが、そのうち3,000円を塔婆代として、残り3,000円は、施餓鬼会供養料として一般会計に入金致しました。
また、今年は20日まで塔婆は本堂前の庭にそのまま立てておきましたが、ほぼそれぞれのお墓に建ててありました。
今年の法要の反省点も多々あります。
これらの反省点をもとに、12月の役員会にはかり、より混乱のない施餓鬼法要になるよう協議いたしますが、
皆様の忌憚のないご意見をお聞かせ頂きたく存じます。メール・電話・FAXすべて可能です。宜しくお願い申します。

善勝寺からのお願いです。

次回、善勝寺だより「年末号」は、12月下旬に発送予定ですが、封筒は横書きになり護持費納入用紙(コンビニ振り込み)と共に送ります。

当方の事務的なことですが、檀信徒名簿のデーターベースが今回のように直接封筒に印刷するときとは別になっており、今回の「彼岸号」は届いたのに「年末号」は届かないといったケースが稀にあります。

もし、次回「年末号」が年内に届かなかったときは、ご連絡下さいますようお願いします。

また、振り込み用紙が2枚重なって他の方の分と共に入ることもあります。お手数ですが、その場合も是非ご一報頂きますようお願い致します。
寺の事務的管理の都合上、できる限り最寄りのコンビニから3月末までにお振り込み下さいますようお願い致します

次に、他の金融機関や、インターネットバンキングなどから振り込まれる場合の口座番号は、
ゆうちょ銀行 ゼロゴキユウ店(059)当座 0060592「善勝寺」です。

善勝寺からのお願いその2

墓参用の「水桶」のことですが、古いものを破棄して、順次新しいものと取り替える予定です。
すべて『善勝寺』の名入に致したく存じますので、現在ある『○○家』とプリントされた水桶は他の方が使いづらいので破棄することになります。
自己所有物と思いの方は10月末までにお持ち帰り頂きますようお願いいたします。今後は名入りの桶を水場に置くことはご遠慮願います。
また、水桶は元ありました水場にお返し下さいますよう、ご協力願います。
特に彼岸やお盆、正月など大勢の参拝者が来山する時に乱れがひどいです。
責任を持って後片付けをして下さい。

編集後記

  • 「善勝寺だより」第120号をお届け致します。
  • もうすっかり秋ですね、お盆に引き続きとなりますが、お彼岸にもお参り頂きますようお願い致します。
  • 彼岸中、庫裡玄関内に、これまでお配り致しました「施本」で、在庫となりましたものを机に並べておきます。ご自由にお持ち帰り頂きお読み下されば幸甚です。
  • 彼岸には、墓参用生花の販売は致しておりません。当寺での販売は8月13日のみです、ご了承願います。
  • 隣のコンビニ「ローソン」では、常時切り花の販売をしています。ご利用下さい。
  • 次号は、年末号として年内に発送する予定です。それには令和5年度護持費のお願いと、コンビニ専用の振替用紙を同封致します。お早めに納入いただきますようお願いします。
  • 次号が年内に届かなかったら、ご面倒でもご一報下さい。

(弘道)
埼玉の永代供養、墓じまいのご相談は善勝寺
〒365-0013
埼玉県鴻巣市境147
TEL.048-569-0810
FAX.048-569-2294
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