善勝寺だより 第66号平成21年3月10日発行発行責任者 明 見 弘 道 |
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妙心寺のこと
その2前々回、妙心寺の伽藍のことを書きました。今回は妙心寺が造営された経緯、花園法皇様に関して述べることとします。
12歳で即位された花園天皇は、分保2年(1318)22歳の若さで後醍醐天皇に位を譲られました。時代は南北朝の動乱の時であります。
その後は学問や禅に心傾けられ、建武2年(1335)に剃髪し、花園の離宮に隠棲されました。法皇は大燈国師(大徳寺開山宗峰妙超禅師)に深く帰依され、離宮を禅院に改め、大燈国師から正法山妙心寺という寺号を与えられました。
大燈国師が亡くなられた後、国師に推薦された関山慧玄禅師(無相大師)を開山に迎え、妙心寺が創建されたのであります。
(次回は、妙心寺開山「無相大師」様のことを書くことと致します)
本山団参のこと
本年10月17・18日の本山参りの件ですが、まだ若干名参加できる空きがあります。ご希望の方はお問い合わせ下さい。また、参加申込者に対しましては、5月頃、持ち物・日程表など 郵送いたします。
お知らせ
4月1日よりバス路線が変更になります。これまでフラワー号は循環しており、左回り・右回りと言っていましたが、4月からは、ふるさと館で折り返すことになります。鴻巣駅から善勝寺にお越しの際は、共和コース「ふるさと館」行き、「花久の里」行き、または「北根新田」行きなどにご乗車下さい。時刻表も全面改訂され、運賃も150円になります。
鴻巣駅での乗り場は、今まで通り、東口のバスターミナル4番ですが、共和コース以外も、ここから出ますので、コースと行き先を確かめてご乗車下さい。
尚、鴻巣駅と善勝寺発着に関する新時刻表を同封いたします。
編集後記
『善勝寺だより』春彼岸号をお届け致します。
*まだ何となく引っ越しの疲れが残っているような気がしています。
*来年度こそは、特別な事業は行わず、通常の法務に専念しつつ、じっくり充電する一年にしたいと思っています。とはいうものの……。
*本山発行の冊子に「蒔けよまけ、仏の種も彼岸から」という句がありました。充電と称して、何もしないでただ休んでいるのというのでは、何の芽も出ません。
*こういう時にこそ、じっくり足下を見つめて、しっかりと種蒔きをしておかねばとも思う、今日この頃です。
*次回お盆号は、7月の初旬発行予定です。施餓鬼会、お盆に関することは、次号『善勝寺だより』をお読み頂いた後にお問い合わせ下さいますようお願い致します。
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