善勝寺だより 第55号 平成18年7月1日発行 発行責任者 明 見 弘 道 |
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◇善勝寺の施餓鬼法要(法要の意義)
お盆と施餓鬼のいわれなどは、別紙(青色)に書いてありますので、お読み頂きたく存じます。
善勝寺では、8月13日に施餓鬼法要を行っており、ちょうど迎え盆の日でもありますので、お盆の供養も含めた意味で施餓鬼法要にお参り頂いております。
そこで法要の意義ですが、私達がこうして存在するのも、父母を始め多くの先祖様から命のバトンタッチがなされてきたからであります。我が家のため、子孫のためにと、苦労に苦労を重ねてこられたそれぞれのご先祖様に感謝の誠を捧げることは当然のことです。
また、社会環境や、自然環境などの悪化で、私達の命が脅かされるわけですから、自分さえ良ければいいという(餓鬼の心)誤った考えを排除し、全ての生命(衆生)を尊び、お互いに助け合い(自他一如)、大自然の分身が自分であることを知り、地球全体のことを考える(人境一如)。これが盆供養並びに施餓鬼法要の精神です。
当寺ではこの精神にのっとり、施餓鬼会の供養料の一部を、難民を助ける会、ユニセフ、災害地の赤十字社などに寄付致しています。
特に、カンボジア・アフガニスタンなどの地雷撤去のための費用として、またマラリア予防のための蚊帳を「難民を助ける会」を通して十数年継続して寄付しています。供養料は定めていませんが、今年も皆様の暖かいお志(布施行)をお納めいただきますようお願い致します。
緊急の場合を除いて、寺への電話連絡は朝9時以降、夕方は5時頃までに。
また、お盆・施餓鬼会のお問い合わせは、同封の案内をよくご覧の上で 解らない点をお尋ね下さいますよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
編集後記
『善勝寺だより』お盆号(55号)をお届けします。
*長年当寺役員としてお骨折り下さいました、松村・高橋両氏が高齢のため辞任されました。お二人とも温厚な方で和を重んじ、役員の意見を集約していただきました。本当に有難うございました。また、今後ともご指導ご鞭撻下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
*さて、お施餓鬼のことですが、今年受付にてお渡しするものは、供茶、供菓と粗品としての線香着火用ライターです、墓参用線香は含まれていません。ご持参いただくか、当寺にてお買い求め下さい。
*また、墓参の時はいつも線香着火用ライターをご持参いただき、各お墓の前でご使用いただきますようお願い致します。新聞紙などを燃やして、線香に火を着けることは、お慎み下さい。
*尚、同封の書類は、本書の他、
- 施餓鬼法要のご案内(鶯色)
- お盆とお施餓鬼(青色)
- 施餓鬼塔婆申込書(ハガキ)
- ハガキの書き方(記入例)
- 収支決算書(当寺一般会計)
です。是非ご一読願います。
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